【大阪梅田】“カワイイ”から始まる未来の和文化 ― キモノハーツと共に描く、新しい着物のカタチ

今回は・・・キモノハーツ!

「課題研究」の授業では、実社会の企業と連携しながら、生徒自身が課題を発見し、その解決策を探る探究型の学習を行っています。この取り組みは前期だけでなく後期も続く長期的なプログラムであり、今後は企業との接点を活かしながら、より具体的な企画や提案へと進んでいきます。
今回ご紹介するのは、和文化を現代風に発信する企業「株式会社カナエキモノハーツ」との連携プロジェクトです。前期の授業では、企業研究やアンケート調査を通して、若者と和文化の距離を縮めるヒントを探りました。

企業研究:カナエキモノハーツという存在

カナエキモノハーツは、「好きを似合うに。する仕事」「カワイイをつくる。仕事」「ありがとうを集める。仕事」という言葉を企業スローガンに掲げ、着物をより身近に、自由に楽しめる文化として発信している企業です。
2000年(平成12年)に設立され、現在は全国に38店舗を展開。着物・和装小物の販売・レンタルインターネット販売写真事業着物コンサルティングアンティーク着物の下取・販売、さらには展示会やショーなどのイベント事業も幅広く展開しています。
本社は福岡市博多区に所在し、「和の伝統を現代の感性でつなぐ」という姿勢は、生徒たちの関心や価値観とも響き合いました。

アンケート調査から読み解く課題

生徒たちは、着物に対する若者の意識を探るため、独自にアンケートを作成・実施しました。調査の結果、着物に一定の関心はあるものの、着物モチーフの洋服に関しては「着てみたい」と思う人とそうでない人が拮抗しており、ニーズの見極めが必要であることがわかりました。
また、「着るのが大変」「動きづらい」といった実用面での不便さが、着物を敬遠する要因として挙げられていました。こうした意識の壁をどう乗り越えるかが、今後の重要な課題となります。
さらに、「海外文化のうらやましい点」を尋ねた問いには、「自由」「柔軟な時間感覚」「文化・歴史を大切にする姿勢」といった回答が多く、日本文化のあり方を見直すヒントもそこに見えてきました。

これから始まる“新プロジェクト”開発

アンケート調査や企業研究を踏まえ、生徒たちは現在、カナエキモノハーツと連携した“新しいプロジェクト”の立ち上げに取り組んでいます。このプロジェクト開発は後期にも継続される予定で、前期の学びを土台に、より実践的・創造的な提案へと進化していきます。
なお、カナエキモノハーツを担当する生徒たちは複数の班に分かれており、それぞれが異なる視点から企画や分析に取り組んでいます。班ごとの成果を互いに共有し、さらに磨き合うことで、多角的かつ深みのある提案づくりを目指しています。

カワイイのその先へ。高校生が描く“文化の未来”

カナエキモノハーツという企業を通して、生徒たちは「伝統を現代にどう伝えるか」「若者にとっての和文化の魅力とは何か」といった問いに真剣に向き合ってきました。アンケート調査や価値観の分析など、前期の探究で得た視点は、今後のプロジェクトを形にする上での確かな礎となります。
“カワイイ”をきっかけに、着物を新たな文化として再発見する――
生徒たちの挑戦は、これからが本番です。

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