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【大阪梅田】教科シリーズ② 理科×4コマ漫画 大阪梅田校における学習的効果とは? ~理科・科学と人間生活~
以前、古典の『伊勢物語』の授業について、その特徴や生徒の様子を紹介しました。
今回紹介するのは、理科の「科学と人間生活」という授業についてです。「科学と人間生活」では、皆さんの身近な生活の中にひっそり隠れている「科学」について、生物基礎・物理基礎・化学基礎などの観点から紐解く授業です。
今回はその中でも、授業の工夫がなされていた生物分野の授業について紹介します。
皆さんは「免疫」についてどれだけご存じですか?免疫とは感染、病気、あるいは望まれない侵入生物を回避するために十分な生物的防御力を持っている状態を指し、最近では免疫機能にフォーカスした食料品なども販売されています。
今回はその分かりづらい免疫の機能を、生徒たち自身で4コマ漫画に処し、理解を促すということをメインに行いました。
教科の学習を4コマ漫画で表す効果とは?
以下の6つの利点が挙げられます。
① 視覚的理解の促進
4コマ漫画はビジュアル要素を強調するため、テキストだけでは理解しにくい概念やプロセスを視覚的に示すことができます。絵やイラストを用いることで、学習者は情報をより直感的に把握できます。
② 興味と関心の喚起
漫画は楽しい形式であり、学習者の興味を引きやすいです。特に若い学習者にとっては、漫画形式の教材は学習を楽しいものと感じさせ、学習意欲を高める効果があります。
③ 記憶の定着
ビジュアルとテキストの組み合わせは、情報の記憶を強化する効果があります。視覚とテキストが連携することで、脳が情報を効果的に整理し、長期記憶に残りやすくなります。
④ ストーリーテリングの力
4コマ漫画は短いストーリーを描くのに適しており、ストーリーテリングの形式を通じて情報を伝えることができます。ストーリーは学習者に感情的なつながりを提供し、学んだ内容を日常生活や他の学習内容と関連付けやすくします。
⑤ 複雑な概念のシンプル化
4コマ漫画は限られたコマ数の中で物語を展開するため、複雑な概念をシンプルに分かりやすくする必要があります。このプロセスを通じて、難しいトピックを学習者が理解しやすい形に変換することができます。
⑥ 学習者の自主性の向上
漫画の形式は自己学習を促進する効果があります。学習者が自分のペースで読み進めることができるため、自主的に学ぶ姿勢を育むことができます。
今回の授業のコンセプトは?そして生徒の様子は?
今回の授業のコンセプトは以下の通りです。
現代では、コロナウイルスが蔓延した事で、更に免疫について触れる時となりました。これから”Withコロナ”となり共存が求められて来ています。そこで、今回は「免疫とは何か」がテーマとし、細胞やウイルスの手描きイラストや顕微鏡のガラススライドなど、ヴィジュアル ・イメージをふんだんに使うことで、生徒同士が、理解し合い、”Withコロナ”としての生活により理解を深めて行くことを狙いとしました。また、この授業をするにあたり、情報を集める方法を教えます。編集においては情報を「集める」ことからスタートします。上手に情報を集めながら[理科×4コマ漫画]では、一言でいうと「免疫機能の仕組みと情報処理能力」について学習します。
今回の授業では、生徒たちは嬉々として免疫機能をドラマ化・アニメ化して面白おかしく、しかし理解も進めながら、授業を受けておりました。パフォーマンスコースの生徒もいたので、脚本から練る生徒や、絵を描くことを得意とする生徒など多様な生徒が、協働的に作品づくりに励んでいました。
今回の授業は、実は前年度京都校でも行われていますが、やはり大阪梅田校では様々なコースに所属している生徒がいることで、面白い化学反応が見られました。
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