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【大阪梅田】<コースレポート> 総合進学コースは前期どのような取り組みをしたのか? ~内容とその効果を添えて~
何を身につけられたのか?
2024年度総合進学コースの学習が始まって早3か月。この間大阪梅田校としては様々な行事が行われましたが、総合進学コースではどのような取り組みが行われたのでしょうか。
総合進学コースのポリシーは「正解のない課題に対して自分たちで答えを出す」ということ。さらにその取り組みを通して、これからの社会で必ず求められる9つのスキル―主体性・多様性・協働性、思考力・判断力・表現力、人間力・探究力・創造力―を身につけていきます。
総合進学コースの授業では、とにかくグループワークが多いこととプレゼンテーションの機会が十分にあるというところが特徴として挙げられます。この4月~7月にかけても多くのそういった機会が設けられました。今回はダイジェストでそれらを振り返り、当時の生徒の反応などを紹介しながら、大阪梅田校の総合進学コースを宣伝していきたいと思います。また2年次から分かれる専攻授業の様子や1学年の取り組みなども紹介していきます。
前期は何をしたの?気になる生徒の反応は?
前期において、まず挙げられるのは課題研究における企業の方々への最初の発表です。課題研究の授業自体が、前期においては文化祭など各種行事でつぶれてしまうことが多々ありましたが、しかし生徒たちは企業に関するエントリー志望理由をしっかりと記し、また企業から出されるミッションについても読み解きを行っておりました。今年は初めての試みで「自分たちで問いを立ててみる」ということを行いました。QuestionXという教育と探求社の教材を扱ってみて、問いを立てる練習をしたことが影響してか、独自の問いをグループで作っていました。
次に挙げるのは総合実践におけるインスパイアハイの開始と宇宙探究の始動です。インスパイアハイについてはこれまでに紹介してきましたが、今年度の1年生たちは初の教材。自分たちで解答を考えながら、他の生徒と意見を交わし自分の進路などとも向き合うことを行っておりました。一方で宇宙探究については、月面で米を栽培するプロジェクトの一環で、稲を大阪梅田校で育てるということを進めております。肥料の臭いに鼻を曲げながらも、しかし自分たちで愛情を込めて育てています。また課題研究で取り組んでいるミッションと同じレベルのミッションが与えられ、悶える姿も見られました。
総合進学コースの利点は希望進路に応じて専攻授業を受けられるところです。特別進学専攻においては学習計画の立て方について、2学年・3学年が共闘して取り組みました。自分たちのモチベーションが維持できるようにするにはどのようにすればよいのか工夫しながら取り組んでおりました。
総合進学コースでは、1学年から基礎的な学びを行います。情報リテラシーや情報処理の授業もその一環です。大学進学後は何が正しい情報で、何が誤った情報なのかを判断するリテラシーが必要となります。またプレゼンテーションなどに必要となるパワーポイントやワード入力も必須となります。そのような進学後も進路として必要なことを総合進学コースでは学べるのです。前期この3か月において、1年生たちは自己紹介に関するスライドや文化祭で取り組んだ企画を紹介するスライドを作成しました。発想法などについても探究しましたが、ながらスマホなど情報メディアとの向き合い方についてもグループワークを行いました。
総合進学コースでの取り組みは結局どこに繋がるのか?
総合進学コースが掲げる9つのスキルはどのような働きをもっているのでしょうか。
主体性
自分で考え、自分で行動を決定する力。自己管理能力や自立心が高まり、自己実現に向けた行動ができる。
協働性
他者と協力して目標を達成する力。チームワークやコミュニケーション能力が向上し、職場や社会での成功に繋がる。
多様性
様々な背景や価値観を持つ人々との共存・共生の力。異文化理解や柔軟な思考が促進され、グローバルな視点を持つことができる。
思考力
論理的かつクリティカルに物事を考える力。問題解決能力や創造力が向上し、複雑な問題にも対応できる。
判断力
適切な意思決定を行う力。情報を正確に分析し、最適な選択肢を選ぶ能力が身につく。
表現力
自分の考えや意見を明確に伝える力。効果的なコミュニケーションや説得力が高まり、プレゼンテーションや交渉に役立つ。
人間力
他者と良好な関係を築くための人格的な資質。共感力やリーダーシップ、倫理観が養われ、人間関係の質が向上する。
探究力
知識を追求し、新しい知見を得るための探求心。好奇心や自己学習能力が高まり、常に成長し続けることができる。
創造力
新しいアイデアや価値を生み出す力。革新性や想像力が育まれ、新しい製品やサービスの開発に貢献できる。
以上のスキルを身につけることで、個人の成長や社会的な成功、そして持続可能な未来の創造に貢献することができるのです。
現在大学の入試選抜の方法も多岐にわたっています。特に最近注目されているのが個人の頑張りや大学進学の志望理由を述べる総合型選抜の入試です。学力だけでは測れない非認知能力を見るこの入試形態は、近頃どの大学においても取り入れが進められています。総合進学コースの卒業生も、総合型選抜で受かった生徒が多いのが特徴です。
しかし、当コースでは一般入試に向けた受験勉強も行っています。特別進学専攻では大学入試対策の学習体制を整えています。昨年度はどちらの入試選抜においても、総合進学コースから合格が出ました。
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