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【大阪梅田】総合進学コース 情報リテラシーの授業で「発想法」について学び、実践しました!
総合進学コースの1年生は、高度化する情報社会に適応するため、情報リテラシーという授業を受けております。情報リテラシーの学習の必要性と前回行った授業内容については、以下をご確認ください。
総合進学コースの1年生が受ける情報リテラシーでは主に以下のような内容を学んでいます。
生徒たちが今後生きていく変化の激しい社会の中で、情報リテラシーを持つことは肝心ですので、リテラシーやモラルの観点からの授業が多いのが特徴です。
しかし、この授業ではその枠には留まりません。前回のように問題解決の方法を学んだり、プレゼンテーションのあり方について学んだりします。これはいくら情報メディアのルールを知ることができたとしても、使えないと意味がないという根本理念がございます。
その根本理念のもと、様々な視点から情報を「活用する」ことを学び、自律的に学習していく生徒を育てるのがこの授業の目的です。
今回は「発想法」について学習しました。
皆さんは何かアイデアを発想するときはどんなときでしょうか?
お風呂に入っているとき?何気なく空を見たとき?歯を磨いているとき? それぞれタイミングがあるとは思いますが、そう都合よくアイデアが下りてくるとは限りません。
そこで使うのが発想法です。発想法を学ぶ意義は以下の通りです。
発想法は、個人の成長や組織の成功にとって不可欠なスキルであり、日常的な活動や今後生徒たちが社会に出た後、ビジネスにおいて大きな価値を与えるものとなります。
今回は発想法の一例を紹介します。
発想法にはこのようなものがある!
① ブレインストーミング
グループでアイデアを生み出すための創造的なプロセスです。新しいアイデアを生み出しやすくするために、批判的な判断や制約を避けることを目的としています。チームの創造性を高め、新しいアイデアを生み出すのに非常に効果的な方法です。
② KJ法
アイデアの整理やグループ間の合意形成に使用される手法です。ブレインストーミングなどで集められた多数のアイデアを整理し、関連するものをグループ化するために使用されます。KJ法は、日本の心理学者である田口玄一によって開発されました。複雑な問題や課題に取り組む際に特に有用です。多くのアイデアや情報がある場合に、それらを整理してパターンや傾向を見つけ出すのに役立ちます。また、グループのメンバーがアイデアに対して共通の理解を築くのにも役立ちます。
③ マインドマップ
アイデアや情報を視覚的に整理するためのツールです。通常、中心に主題やテーマを書き込み、その周囲に関連するアイデアやサブトピックを枝分かれ状に書き込んでいきます。これにより、情報の構造や関連性が明確になり、洞察を得るのに役立ちます。
④ 9マスブロック
問題解決や意思決定のための手法の一つです。この手法は、問題や課題を9つのブロックに分割し、それぞれのブロックから情報を整理して問題解決に向けた戦略を立てることを目的としています。
そして紹介の後、実際に生徒たちでマインドマップとブレインストーミングを用いながら「現代人の疲れを癒すお菓子を考えよう」というテーマでグループワークを行いました。
ブレインストーミングかマインドマップかをグループで1つ選んでもらいました。お菓子の種類を数多く出して、その上で疲れを癒しそうなものは何かを選ぶグループがあったり、お菓子のパッケージから攻めていくグループがあったりしました。
中には数多く案を出しているグループに「偵察」と称して見に行く生徒もいましたが、各グループ様々な案を出して疲れを癒すお菓子を考えていました。
一方でマインドマップのグループの方は、「現代人が疲れを感じるのはどのタイミングか」という視点で物事を捉えていました。
それぞれのグループが発表を行い、またマインドマップ・ブレインストーミングどちらの方がやりやすかったのかの感想を伺いました。意見を色々多く出すことができるブレインストーミングは楽しいという感想もありつつ、一方でマインドマップの方は次々に繋げて発想するのが難しいという感想でした。
発想法は総合進学コースの他の授業においても必要となります。この発想法を上手に用いて、コース学習を深めていってもらえると嬉しいですね。
このように総合進学コースの授業では発想法など社会に出てからも活用できるスキルを学んでいます。
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