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【天王寺】1年生がオリジナル年賀状制作に挑戦しました【デジタルクリエーター】

冬の制作課題として「オリジナル年賀状作り」に取り組みました
デジタルクリエーターコースの1年生は、冬の制作課題として「オリジナル年賀状作り」に取り組みました。今年度のテーマは、“アナログとデジタルの融合”。デジタル制作に慣れてきた1年生にとって、アナログ表現へ立ち返ることは新鮮な経験でもあり、創作への視野を広げる重要な学びとなりました。


まず生徒たちは、筆ペンを使って書やイラストを手描きするところからスタートしました。筆ペン特有の太細の変化やかすれ具合をコントロールするのは想像以上に難しく、最初は思うような線が引けずに苦戦する姿も見られました。しかし、一枚一枚丁寧に練習を重ねていくうちに、筆先の動かし方や力の入れ具合をつかみ、自分らしい“味”のある線が次第に生まれていきました。
手描きの作品が完成すると、デジタル上でトレースする際も、アナログの表現を生かすための工夫が随所に必要です。生徒たちは、アナログの質感とデジタルの加工精度のバランスを意識しながら作業を進め、完成度を高めていきました。


また、年賀状としての見やすさや親しみやすさを意識したデザイン構成も重要なポイントです。干支を取り入れた可愛らしいモチーフ、落ち着いた雰囲気の和風デザイン、自分の好きなキャラクターを取り入れたポップなデザインなど、個性豊かなアイデアが生まれ、互いに作品を見せ合いながら刺激を受ける姿も見られました。
完成した年賀状は、手描きの温かみとデジタルの洗練さが調和した、どれも魅力的な作品ばかりです。生徒たちの「誰かに届けたい」という思いが込められた一枚は、年明けの季節にふさわしい、心の通う仕上がりとなりました。
今回の制作活動は、生徒たちにとって技術習得だけでなく、「表現の幅を広げる」という大きな成長の機会となりました。アナログの感触を知り、デジタルの強みを再確認した生徒たちが、今後どのような作品を生み出していくのか非常に楽しみです。
